産後の自分の感情との向き合い方

母性はあって当然なのでしょうか?

出産に33時間を要し、体力が回復する間もなく、

赤ちゃんの不規則な呼吸が心配でほぼ一睡もできない夜が一週間続いた私は、

あっという間に典型的な産後鬱になってしまいました。

 

特別な理由も無く涙がこぼれ、夕方になるとまた眠れない夜がやってくるという悲壮感、頭痛に苦しみました。

夫は自発的に家事や育児をする献身的なタイプでしたが、

赤ちゃんの世話に加え、鬱に苦しむ私の世話をしなければならず、私以上に大変だったかもしれません。

夜中には私を少しでも寝かせるために、数時間は赤ちゃんを抱っこし、哺乳瓶での授乳をしてくれました。

しかし私は少しでも赤ちゃんの声が聞こえると飛び起き、結局夫が世話をする間も一睡もできませんでした。

 

こんな状況の中、正直自分に「母性」を感じたことは無く、

授乳とおむつ替えと寝かせつけを「義務感」に駆られ繰り返す毎日でした。

友人は赤ちゃんのかわいい寝顔や笑顔を見れば辛さを忘れるよと励ましてくれましたが、

かわいい、愛していると思える余裕が全くありませんでした。

さらにそう思えない自分を責めることもありました。

これからずっと赤ちゃんと向き合わなければならないと思うともう育児をしたくないと思う瞬間もありました。

 

こんな辛い状況の中、励みになったのが先輩ママの言葉でした。

「初めから母性があふれ育児を楽しめるお母さんなんて珍しいんだよ。

自分の赤ちゃんとはいえ、産まれたときに初めて対面する一人の人間で、

その人がどんな性格でどんなことが好きなのか、じっくり知っていく時間が必要なんだよ。

産まれた瞬間から愛してると思えなくても心配しなくてもいいし、むしろ自然なことだから。」

 

この言葉を聞き、育児を楽しめないことへの罪悪感はすっと消えていきました。

さらに彼女に、赤ちゃんが息をしているか、健康なのか心配で眠れないことを相談すると、

「まずは赤ちゃんを信頼すること。産まれたてはちっちゃいし軟弱に見えるけど、

出産のときにあんなに小さい空間をぎゅうぎゅう押されながら産まれてきてくれたんだから、

そんなにやわじゃないんだよ。少し時間がかかるかもしれないけど、

赤ちゃんの生命力を信頼して、リラックスしなきゃ。」

とアドバイスをくれました。

 

自分には母性がない、育児をしたくないという感情に罪悪感を感じ必要は全くないと思います。

出産、育児に関しては「これが当然」ということは無く、まずは自分がどう感じているかを理解し、

その感情を押し殺そうとするのではなく、正直に向き合い、

必要であれば周囲の人にどんどん相談することが大切だと思います。

 

鬱を経験した私も、初めはこの状況が続くと思いどんどん落ち込みましたが、

一か月もしないうちに元の元気な自分に戻りました。

産後は何もかも大変で嫌になっても不思議ではないので、いきなり無理やり楽しもうとせず、

できることを全力でし、周囲の人に頼れるところは頼りまくり、

リラックスして赤ちゃんと過ごせるようにしたいですね。

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