言葉でうまく言えない娘 その気持ちを見逃さないように

不妊治療の末にやっと生まれた我が子。

年をとってから授かったせいか、私は娘をとても甘やかして育ててきました。

ご飯を食べる時は彼女が食べたいとき、幼稚園に行くときはいつも遅刻、

洋服は全部着せてあげるというありさまでした。

 

ある日、幼稚園に登園する時のことです。

いつも遅刻だけど、毎回急いで用意はしていました。

その日も今日こそは時間内に到着するぞ!とはりきっていたのですが、

娘は自転車に乗ってくれません。

私は時間通りにお弁当を作り、台所もきれいにして、お化粧をして登園準備をして努力しているのに。

娘の機嫌を損ねないよう、今朝のさらなる努力はこれ!チョコレートです。

箱入りの子供向けお菓子を用意し、なんとか自転車に乗せました。

やったーこれで今日は遅刻しないぞ!と喜んだのもつかの間、

娘はそのチョコレートを受け取ったと思ったらぽーんと投げたのです。わざとです。

その中身がぱーんと散らばってしまいました。

誰か通行人が来る前に早くかたづけなきゃと思い、私は娘をしかることなく掃除しました。

その時のみじめなこと…。ああ、お菓子で釣ろうとしたのが間違いだったのです。

私はこの後どうすればいいのか困りました。深呼吸をしたのを覚えています。

 

母親の気持ちは、子どもにダイレクトに伝わると思っています。

あせって幼稚園に行こうとしても娘は言うとおりに動いてくれません。本当にむかつきます。

あなたはお嬢様?いやお姫様かい?と何度も本人に向かって言いました。

娘の反応は、なんと笑顔なのです。本気で怒ったらこの笑顔はどうなってしまうのでしょうか。

子どもなりに言いたいことがうまく言えず、態度でしか表せない時もあると思います。

この子は、幼稚園という社会で毎日戦っているのです。遅刻してもちゃんと毎日行っています。

園にしてみたら迷惑かもしれません。

そりゃ大迷惑ですよね。

全員が早起きしてきちんと時間通りに来るのが当たり前なのですから。

途中で来られたらそこでストップしなくてはいけません。

でも、私は娘をしかりませんでした。登園できたことを褒めました。

いつかわかってくれると信じていたからです。

 

以前の私は、子どもがちょっとでも悪いことをしたら、ギャーギャーわめいて怒っていました。

いくら怒っても、次の日はまた違う悪さをするのです。

あるときふと気づきました。

この子は、意味があってやっていることなのでは?と。

だけど、言葉で言えないだけなのではと感じました。

 

そのうまく表せないという予感が的中した出来事がありました。

家族で出かけるという時、娘がだだをこね始めたのです。

行きたくないとは言わないので、またすねてるだけかなと思っていました。

結局その日は行くのを断念。出かけるところだったので、近所の人に見られてみっともなかったです。

その時娘はというと、なんと具合が悪かったのです。

みずぼうそうでした。

この子は言葉ではうまく表せないんだとはっきり分かった出来事でした。

無理やり連れださないで良かったです。

 

子育てに一生懸命だった時はもう時間に追われていました。

ですが、日々感じていたことがあります。

この苦労はいつか終わりが来るということです。

子どもはあっという間に大きくなります。

普段の子育てを楽しむことも私は忘れませんでした。

毎日夜には必ず遊びました。

自分の子どもは、私のミラーなんだということをいつも思っています。

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